海と劇場、ときどき本棚

2018年の7月に爆誕した何をするのかを模索しつづける会社「ひとにまかせて」代表のブログです

常夏

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週が変わって新しい先生とのクラスがスタート。

Cris先生に

「何歳?」って聞かれたから

「50歳」って答えたら、

「ええ、40歳くらいだと思ってた。どうしてそんなに見た目が若いの、なんか秘密があるの」って驚かれました。

自分では40歳くらいからルックスは老け込んできてる感じなんですけどね。

 

昨日の夜は英語の夢を見ました。

といっても、課題の文章を夢の中でも必死になって暗記してるだけだったんですが。

なんどもなんども同じ文章をつぶやき続けるという、現実と同じことをやってるだけの夢。

そして起きたあとも、同じように宿題の英文の暗記をやりました。

リアルなのか夢なのか。

映画や小説だったらなんだか怖いお話が始まりそう。

 

昨日、一緒に遊びに行ったメンバーのほとんどは今日はちょっと調子が悪そう。

いつもはパワフルな同期で大学生休学中のがっしーも今日はちょっとお疲れ気味。

それでも机に向かって勉強してますが、いつもよりもずっと頻繁に休憩や仮眠をとってます。

今日もこの学校の標準になってる一日10時間の勉強をクリアしたいって。

「そんなんで勉強しても身につかないんじゃない?今日はもう休んだら」

そう声をかけたら、

「このコンディションで10時間をクリアできたら、これからはもっと楽に10時間いけるようになる気がするんです」

なんという体育会的発想。

しかし確かに。

言い訳ばかりして自分を甘やかすことを覚えてしまった自分が恥ずかしい…。

 

留学してから3週間が過ぎました。

授業の進み方にもここでの暮らしにもすっかり慣れました。

ここまではひとつひとつのクラスに発見や刺激がありました。

いままでできなかったことができるようになった実感も少しは。

だけど、ここからがキツイんじゃないか、そんな予感も。

課題やテキストは変わるし、授業のカリキュラムも少しは変わっていきます。

けど、基本的には同じことの繰り返し。同じような課題をひたすら進めていくだけ。

モチベーションを維持することが難しくなりそうな、そんな気がします。

ぼくは今週末でここを離れますが、周囲には半年くらい滞在するひとたちがゴロゴロいます。

半年この生活を続けるのはどういうことなのか、ぼくにはうまく想像できません。

 

日本から何冊か本を持ってきています。

一週目はほとんど読む時間も気力もなかったのですが、二週目から少しずつ時間を作ることができるようになって。

寝る前に30分だけ、本を読む時間にしています。

先週読んだのは開高健の「夏の闇」

日本でもなんどか手にとったのですが、文章の密度がものすごくて全く読み進められませんでした。

亜熱帯の生暖かい空気に包まれて、これまでの生活から完全に切り離された暮らしのなかでなら、もしかするとこの本が読めるかも。

そう思って本を開いたらそのとおりでした。

英語にまみれた一日の終わりに読むと、妙に言葉がスッと身体に入ってきて。

 

物語の舞台はベトナム戦争当時のドイツ。

ストーリーなんてあるようでない。

ベトナム戦争を取材するなかで自分を見失った男の、ひとりの女との無気力な暮らしをただダラダラと書き連ねているだけ。

なのにその言葉が心に刺さる。

世界に向き合う個人の葛藤。

日常を拒み続ける生き様。

どう書いても言葉が足りない。

あのねっとりと甘ったるい言葉の重さをどうやったら伝えられるんだろう。

 

沈んだり、立ち上がったり。

眠ったり、戦ったり。

ときに気高くて、またあるときは沼のそこみたいに怠惰で。

そのすべてがひとが生きるということなのかな。

自分に誠実に生きるってことは。

なんてめんどくさいんだ。

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理由なんてないんだろうけど

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最後の日曜日ということでセブ島南部のオスロブでのジンベイザメウォッチングツアーに参加しました。

バッチメイト(同期生)+そのルームメイトの10名で申し込みましたが、別の期の6名も偶然申し込んでいたので、語学学校のメンバー総勢16名の貸し切りツアーとなりました。

 

ジンベイザメウォッチングはセブではとてもポピュラーなアクティビティーで、いろいろなツアー会社が企画してますが、今回はちょっとしたご縁があったので「旅セブ」さんを利用しました。

tabicebu.jp

旅セブさんは日本人向けに日本人ガイド付きのツアーを企画しています。

その分、料金は若干高めですが、日本人らしいきめ細かい対応やムダな時間を極力へらすような段取りの良さを感じました。

そこに物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、今回は留学中で自分たちでリサーチや手配をする余裕がなかったので、なかなかいい選択だったと思います。

 

今回、ガイドでついてくれた女性もいま通っている語学学校のOG。
ツアー中も、彼女の在学中のことやその前後にいった他の国での語学留学やオーストラリアでのワーキングホリデーの話を聞いたりもしました。

 

海外で働きたいひとやワーキングホリデーにチャレンジする人はぼくの若い頃にもそれなりにはいましたが、学校で一緒に勉強している若い人と話していると更にその先、海外インターンや海外での就職まで視野に入れているひとも多くて、意識の低いぼくには眩しいばかりです。

選択肢も増えたし、そのために学んだり情報収集したりする環境もかなりよくなっていて、とはいえ一般的なレールを外れてあえて不確かな道を歩こうとするのはどういう理由なのかなと考えたりもします。

理由なんてないのかもしれませんが。

そんなことはわかってるんですが。

ちょっとだけうらやましかったりするのです。

 

ツールとしての英語を強化することで選択の幅が広がるのは若い人だけの特権というわけでもなく、ぼくのなかでもいままでただぼんやりと考えていたいくつかの計画が少しだけリアルに感じられたりもしています。

といってもまだまだ妄想レベルですが。

 

とりあえず今日はとても楽しかったしリフレッシュしました。
おやすみなさい。

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ジンベイザメはシュノーケリングで見られます

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ツマログの滝



 

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天然のドクターフィッシュ

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ランチ海を見下ろすレストランで
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週末

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セブ島で過ごす最後の週末です。

午前中の義務自習のあと、SMシーサイドという、少し街外れにある新しくできたセブ最大のショッピングモールに遊びに行きました。

シーサイドという名前通りに海沿いにあります。

表に出ると謎のオブジェがあって、その向こうに海がみえます。

風が強くて波がけっこうたってました。

なのに意外と近くに船が走ってます。

飛行機から見たらあちこちに浅瀬が見えていたのに、たくさんの船がいきかっててビックリ。

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行きも帰りもGRABというタクシー配車アプリを利用。乗る場所と降りる場所を指定すると近くのタクシーがきてくれます。

帰りはタクシー乗り場は大行列だったのですが、GRAB経由だとすぐにきてくれて、利用者専用の乗り場もあって、すごく便利でした。

 

あと一週間でこの生活が終わるなんて信じられないほど、ここでの暮らしになじんできました。

赤信号で横断歩道を渡ることも。

コンビニの行列がなかなか進まないことも。

寮の警備員のお兄さんと出かけるたびにあいさつをかわすことにも。

 

いろいろと買い物して、ご飯食べて。

明日早いので寝ますね。

おやすみなさい。

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晩ごはんに食べたハンバーガー
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想像する力

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買い物にでかけて信号待ちをしていると、地元の女の子に話しかけられました。
英語じゃなくて多分セブアノ(現地語)で。

たぶん、道を聞かれたんだと思います。

いわゆるヤバイ場所ではないし、相手もごく普通の服装だったので。

英語でわからないっていったら、すっと離れていったし。

 

アジア圏を旅していると道を聞かれることがよくあります。

中国でも韓国でも、なんども道を聞かれたことが。

なんでですかねー。

 

ある市会議員さんの映画「万引き家族」へのツイートが話題になってるようです。

行政は子どもの教育や健全な成長にに大きな努力を払っている。
それなのに、映画にでは学校に通えない子どもに対して、行政はなんの働きかけもいていないと誤解されるように描いている、という主旨です。

元ツイートだけみるとけっこう?ですが、その前後のツイートもまあ言いたいこともわからないではないかなとも思います。

まあ若干(というかかなり)言葉足らずなところがあるとは思いますが。

 

そのおっしゃっている内容はともかくとして、気になるのはその方が映画を見ていないと断言していることです。

見ていないけど映画の内容について言及してるんですよね。

最近、日本にはこんなエスパーみたいな方が増えてますね。

 

おっしゃっていることがそれほど突拍子もないことではないだけに、普通に自分の主張や行動についてかけばいいのに、どうして見てもいない映画を非難するようなことをするんだろう、もったいないと思うんです。

もしかすると炎上狙いなのかもしれませんが、炎上で生まれた議論がいい場所に着地するケースなんてとても少ないんですけどね。

少し前までのこの国では知らないことに対しては口をつぐむかもう少し控えめに発言するのが当たり前だったような気がするのですが、ぼくがもう古いのでしょうか。

 

昨日のスピーキングクラス、先生のJanaはとても物腰の柔らかい男性で、フィリピン人の騒々しいところはあんまり好きじゃないと言い切るひと。

だけど友達どうしで騒ぐのは好きだし、お酒もけっこういける口みたい。

話題は日本とフィリピンのローカルフードになり、

 豚の脳みそ、バロット(孵りかけのヒナの入ったゆで卵)、鳥の腸

VS

納豆、馬刺し、ふぐ

味や食べ方についていろいろと話は尽きなくて、結局、最後にはお互い相手の食べ物に、

「いやー、それは無理」

と言い合う展開でした。

とはいえ、相手を拒否しているわけではなくて。

お互いに相手のカルチャーや習慣に興味があって、だからこそいくらでも話ができるんです。

 

気に入らないひととはまずは話してみればいいのに。

ぼくはいつもそう思うんですけどね。

話して、そして聞いてみればいいのに。

そこからきっとなにか新しいものが見えてくるはずなのに。

 

自分が言及している相手への想像力、そして自分が知らないことへの想像力。

ツイッターはツールとしてはすばらしいけど、ぼく自身も自分勝手に言いっ放しにしてしまうことが多くて、とても怖いなあと感じます。

自分が世界の全てではないこと。

自分とは違う誰かもこの世界で誠実に生きていること。

そのことへの想像力だけは大切にしたい、そう思います。

 

写真は帰り道でみかけたジムの看板。

名前にグッときたので撮ってみました。

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いま始めたい!

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昨日も書きましたが、フィリピンでの最初の週と今週、Dan姐さんに発音の授業を受け持ってもらってます。

なんか今週はけっこう褒めてくれるの。

「最初の週と比べたらすごくよくなってるよー」

「もうどうやるかはわかってるから、練習すればできるようになるよー」

言葉だけじゃなくて表情とかボディーランゲージとかでもすごく励ましてくれる。

なんかうれしくてがんばっちゃうよね(←単純)

 

なんのことだったかは忘れましたが、何年か前に

「褒められて伸びるタイプなので褒めてください」

って言ったら

「えっ、まだ伸びるつもりなんですか」

って言われたことがあります。

えっ、アラフィフは伸びちゃだめなの?

 

バッチメイト(同期生)でブロガーのなつみちゃんがセブ島の語学留学についていろいろ書いているのですが、そのなかにこんな記事があります。

subcul-girl.com

語学留学に興味のある人には「遅すぎる」ことが不安って人がけっこういるそうです。

そうなんだ。個人的には考えたこともなかった。

ぼくも実際に留学を決めるまではいろいろ考えたし、決めたあとも不安なことはたくさんありました。

でも遅すぎるかもとはちっとも考えませんでした。

 

大学で勉強してからずっとほっといてきた英語に50歳になってからいきなり手をつけたわけですが、それはいま「勉強してみたい」と思ったからでした。

これまでに何度か海外に行って、そのたびにもう少し英語が話せればなあとずっと思っていました。とはいえ、日本に戻ってくるとその気持はすぐに消えてしまっていたのです。

それが最近になって探検家の石川仁さんとお知り合いになりその活動のお手伝いをさせてもらったりしていて、これから海外に行く機会が増えるかもしれなくなりました。

それとまだ身体の不安がないうちにもう一度海外の帆船に乗ってみたい、それもできれば長く、そういう想いも心の奥底ではくすぶっていました。

そんないろんな要素が混じり合って、たまたまこのタイミングでぼくの気持ちが動いて留学に踏み切ったのです。

 

「もう遅い?」気持ちなんてまるでなくて、「いま始めたい!」それだけ。

 

人それぞれに何かを新しく始めたい理由があります。

そして、心が動いたその時がその人にとってのちょうどいいタイミング。

「遅い」ってことはありません。

英語だけじゃなくてどんなことでも同じじゃないでしょうか。

たどり着きたい場所が遠ければ、確かに時間はかかるし苦労するかもしれません。

でも行きたいんでしょう?

だったらまずは歩きだしてみることです。

もしかするとたどり着けないかもしれません。

だからといって新しい道にチャレンジした経験は絶対にムダにはなりませんから。

 

なんとか時間をやりくりしてやってきたセブ島留学もあと一週間になりました。

先生やスタッフには、

「一ヶ月かあ。短いね」って言われます。

おそらく目に見える結果はでないでしょう。

使った時間やお金を考えると、傍から見るとなんの意味があったのかって思われるかもしれません。

でもね。ぼくのなかではとてもたくさんの発見がありました。

英語のことでも、それ以外でも。

留学にかけたコストに見合うだけのものは手に入れました。

それをどう使うかは自分次第。

たどり着きたい未来に向かって、やっといま歩き始めたばかりだから。

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彼女は海岸で貝殻を売る

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発音クラスのダンDan姐さんに、

「s と sh の発音がうまく区別できないんだけど」

って相談したら

「よっしゃ、まかしとき!」

って感じで早口言葉の宿題をもらいました。

She sells sea shells by the sea shore.

(彼女は海岸で貝殻を売る)

明日までに100万回練習しとかないといけないみたいです。

 

Dan姐さんには一週目も発音クラスを受け持ってもらってて、たまたま今週また同じ授業になりました。

すごく明るくて頼りがいのある人で、まさに姐さんって感じです。

(ぼくよりずっと年下ですが)

 

s と sh 苦手な日本人が多いそうですが、ほかにも f と h 、r と l など、日本人がうまく区別できない発音があります。

授業中の雑談でこんなことも聞かれました。

「日本には f の発音ってないの?FukuokaとかFushimiinariとかあるけど」

「ああ、f って書くけど発音は h 、f って書くほうがなんかかっこよく見えるから f って書くことも多いけど」

若干の違和感は感じました。

福岡はともかくなんで例で伏見稲荷が出てくるんだろうって。

まあ、最近は伏見稲荷が観光地として紹介されることも多いのかな?

 

しばらくして再び雑談で、

「日本はいい国だよね」

「ありがとう」

「でも寒いね」

「季節によっては寒い。いつ行ったの?」

「先週」

「先週!」

 

そういえば、先週は校内で彼女を見かけなかったけど、しれっと日本に旅行してたのね。

「どこいったの」

「大阪、USJ、京都、伏見稲荷、あと白川郷」

「白川郷!」

「いいところだったけど寒かった」

「そりゃ日本でも指折りの寒いところだから」

 

「東京は人が多いのにしゃべっている人があんまりいなくて、なんか怖かった」

「ああ、わかる」

「でも大阪は街がにぎやか」

「ああ、それもわかる」

「なんかちょっとフィリピンに似てる気がした」

まあ確かにノリは似てるんですよ。

ぼくが子供のころの大阪とちょっと雰囲気が近くて。

こっちにきてすぐのときは街を歩くのが少し怖かったけど、いまでももう慣れました。

 

「それと日本は英語がしゃべれる人が少なくて残念だったなー」

「そうだね」

「英語をもっと勉強して、外国の人に日本のことをもっと話せるようになってねー」

 

Danや他の先生にもよく言われるのが日本人はシャイだねってこと。

きちんとしたコミュニケーションをするのは確かに簡単ではないけど、ちょっとしたことならなんとか通じなくもないんだよね。

日本人だって中学、高校でかなり英語を勉強してきてるんだから。

まだ2週間で、自分の英語がそれほどうまくなった実感はないけど、あまり気後れせずに英語が使えるようになったことだけは少し変わったと思う。

いまはまだそんなのでいいと思う。

そこからなにかが始まるんだと、思ってる。

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知らないから面白い

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昨日もちょっと書きましたが、英文をつくる課題があります。

事前に自分で選んだ単語から10個くらいとその場で講師が選んだ単語から10個くらい作ります。

文法的に大きく間違っていることはさすがに少ないのですが、前置詞の選び方だけはどうもよく分かりません。

こういうのはリーディングやリスニングの量を増やさないとどうにもならないんだろうなあ。

 

講師が文章を読んだあとで、「これは具体的にはどういうこと」と聞かれることがよくあります。

毎日なのか、今だけなのか。

ひとつなのか、たくさんなのか。

それによって、文法的には合ってるけど違う表現をしたほうがベターだと直されます。

 

例えば「お金を稼ぐ」を get big money と書いたところ、表現としてはあっているけどこれだと手段を選ばずにお金を集めるというニュアンスになるので、仕事をしてお金を稼ぐのなら earn を使ったほうがいいんだそうです。

他にも、to do と doing の使い分け。

いままでどっちでも一緒じゃないかと思ってたんですが、現在や過去のことを表現するなら doing 、将来の話をするのなら to do を使うんだと教えてもらいました。

だから To study English is very fun for me. は文法的には正しいけど、いまのぼくがかく文章としては Studying を使うほうがいいそうです。

 

当たり前のことですが、英語にだって繊細な表現や微妙なニュアンスの使い分けもいろいろとあるんだなあと感心。

自力で勉強するだけだったり、漠然とリスニングやスピーキングをしているだけだと、なかなかたどりつくのが難しいポイントだと思います。

英語に詳しい人にはこんなのは当たり前のことかもしれませんが、いままで適当にやってきたぼくからしたら毎日新しい発見があります。

発音も表現も、知らないことだらけで毎日がすごく新鮮。

 

言葉だけではないのですが、自分が知らないこと、自分から遠いことを、縁がないからという理由だけで遠ざけてしまうと、面白いものや素敵な瞬間に出会えるチャンスを逃がすことになるかもなあ。

もちろん、人間の時間は有限だし、興味のあることもないこともあるでしょうから、なんでもかんでも詰め込んじゃう必要はないと思いますが、知らないことについて思い込みで決めつけたり、自分から遠ざけるみたいな態度はちょっともったいないかも。

そんなことをふと思ったりしました。

 

夕食後はバッチメイトと近くのお店までタピオカドリンクの買い出し。

こいつで糖分補給しながら今夜も勉強します!

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当たり前のようにドアを開けた

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毎日、宿題で10個ぐらい短い英作文を作って授業で添削してもらってます。

先週は「f」が読めないと言われて、今日は「t」が見にくいと指摘されました。

えっと、英作文関係ないですよね。

 

作文は和文英訳ではなくて、その日のグラマーテキストの例文から好きな単語を選び自分で文を作ります。

毎日やってると前のと似たような文章が続いてしまうこともあるのですが、そうなるとつまらないのでいろいろと面白い文章を考えてます。

(エネルギー注ぐとこそこじゃない気もしますが…)

その一環として、一日ひとつは「beer」の出てくる文を作るようにもしてます。

今日のbeer、お題の単語はinstead。

I want to drink beers instead of water in such humid day.

(こんな暑い日は水の代わりにビールを飲みたいなあ)

 

今日からぼくのクラスの担当になったRay(♂)に添削してもらったあとにちょっと雑談。

フィリピンでは女性はあまりお酒を飲まないそうで、そのせいか今まで担当だった2人の女性講師はbeerをテーマにした文章を書いてもあまり話が続かなかったのですが、Rayは話を膨らませてきます。

「日本にいるときは毎日飲んでたけど、こっちではまだビール飲んでないんだよね」

「なんで」

「勉強のじゃまになるかなと思って」

「そんなことないよ。ビールを飲むと記憶力が上がるんだよ

「マジで!?」

「本当だよ。医学的にも証明されてるよ」

調べてみたらほんとにそういう記事が出てきました。

いくつかそういう研究成果が発表されてるみたいです。

よし、明日から大手を振って飲める!

(飲むとは言ってない)

 

さて日中過ごすことの多いダイニングルームのとなりにはEOPラウンジというスペースがあります。

EOPとは English Only Policy の略。この部屋では日本語が使えないことになってます。

日中は授業のない講師が休憩したりしていて、お願いすると雑談の相手をしてくれたりします。

今日、ここにきて2週間で初めてEOPラウンジに足を踏み入れました。

 

レッスンが始まる前、ここにいる一ヶ月の間にラウンジに行くことはないだろうなあと思っていました。

基本的には人見知りだし、ましてや英会話力にはものすごく不安を抱えていて。

レッスンで話をするならまだしも、英語で雑談するなんでできないと思っていたのです。

 

特に考えが変わったわけではなく、英会話に自信がついたわけでもなく。

まして、勉強のために無理にがんばって入ったわけでもありません。

たまたま、空いたていた時間に廊下を歩いていたら、最初の週にスピーキングクラスの講師で話しやすかったVJがひとりでラウンジでスマホをいじっているのを見つけて。

そしたらたまたま顔をあげた彼女と目が合ってあいさつして。

そのまま当たり前のようにラウンジのドアを開けたのです。

 

ランチタイムまでの30分。

彼女とあとから入ってきた他の講師と、ぼくは普通に会話しました。

VJとはレッスンでたくさん話しをしました。

日本のアニメやカルチャーに興味があることも知っていたので、話題には困りませんでした。

話題のひとつは日本の着物。

「女の子が着る着物の袖、大きすぎない。物入れたりするの?」

「物は入れない。結婚する前の女の子は大きな袖のついたのを着て、結婚すると小さな袖の着物を着る」

「へえー」

「大きなのは振り袖っていって英語だとshaking sleeveって意味、小さいのは留め袖っていって英語だとstopped sleeveって意味」

「shakingってじゃあパタパタ振りながら歩いたりするの」

「いやいや、振らない。ただそういう名前なだけで」

また日本文化について適当なことを教えてしまった気がする…

 

レッスン以外の時間に、講師と普通にヒマつぶしに会話できたのは、意外な展開でした。

英語がうまくなって会話するハードルが下がったわけではありません。

たかが2週間でそんなにうまくなんてならないし。

多分、会話することへのハードルよりも、VJへの興味や彼女ともっと話したいという気持ちのほうが強かった、そういうことなんだと思います。

 

英語を学ぶなかで、コミュニケーションの根本ってなんだろうと考えることが増えました。

言葉が通じない環境に身を置いているから、かえって本質について考える機会は増えるのかもしれません。

 日本にいるときは、フィリピンでこんなことを考えるなんて思ってもいなかったのですが。

 

「言葉」というツールを磨くことはとても大切です。それは間違いのないこと。

だけどそれだけではなくて。

眼の前の相手に興味をもつこと。

相手の言葉をきくこと。

気持ちを伝えようとすること。

コミュニケーションの本質は世界のどこでも変わらない。

その気持を持ち続けるために、ぼくは英語を学んでいる。

その軸はきっとブレない。

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タマリンド水

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日曜日。

今日は「シヌログ」というセブで最大級のお祭りでした。

いつ、どこに行けばいいのかまるでわからなかったのですが、とりあえず午前中に同期生と出かけてみました。

浅草のサンバカーニバルとちょっと雰囲気が似ていて、ダンサーや山車のパレードがありました。

地元の企業や団体がそれぞれ製作しているみたいです。

マクドナルドの山車もあって、ドナルドが人気でした。

(なんかぼくの知ってるドナルドと比べると若干体格がよかったですが…)

お祭りのテーマがサントニーニョ(子供のキリスト)なので、船やスペインをモチーフにした山車が多かったみたいです。

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ドナルドさん

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なぜか人魚

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昔の船

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他のダンサーにリフトアップされた王様とお姫様?

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パイナップル風のお姫様

人混みがすごくてあんまりいい写真とれなかった。

そして若い頃に浅草サンバ・カーニバルの山車のデコレーションやったときのことを思い出しました。

そんな仕事もあったっけ。

フィリピンは電線が低くて、山車がひっかかりそうになることも多いのですが、山車の上から棒で電線を交わしている人がいて、お仕事ご苦労さまって思ったり。

 

みんなでランチして一旦寮に戻って休憩。

蒸し暑いなかで沿道からパレードみててちょっとくたびれたので。

夕食がてら再び街に。

昼間は賑やかだけど普通のお祭りって感じでしたが夜は全く雰囲気が違っていて。

街なかがひとで埋め尽くされていてみんな異様にハイテンション。

すれ違うとハイタッチされたり、ハグされたり、一緒に踊らされたり。

一緒に行ったなつみちゃんはすれ違いざま顔にペイントされたり、キスされたりしてました。

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ぼくらはかなり遅めの時間に出かけたのですが、夕方前の一番盛り上がっている時間帯はもっとすごかったらしくて、同じ学校の生徒で顔中絵の具まみれで歩いている人がなんにんもいました。

盛り上がりはすごいけど、ちょっとドキドキしますね。

しかもどうもみんな素面らしいんです。

夕食を食べに行った食堂でもメニューにはアルコールがあるのに入り口にアルコールは飲めませんとただし書きがはってありました。

その後出かけた街なかでも、いつもは営業しているバーが閉まっていたり、空いているお店でもアルコールを頼むと断られたり。

しかたがないからスーパーでビールを買って飲むかと思ったのですが、昨日まであったビールが一切なくなってる。

おそらく、規制がかかっていてお酒の販売ができないみたいなんです。

ということは、みんなお酒抜きであれだけ盛り上がってるのね。

たしかに、あれでお酒が入るととんでもないことになりそう。

 

さて、晩ごはんを食べたのは寮の近くにあるズブチョンという、フィリピン名物の豚の丸焼きのお店でした。

お店の厨房には丸焼きにされた豚がいらっしゃって、注文するとそれを切り分けてもってきてくれます。

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骨付き、骨なし、そしてなにかわからないもの、の三種盛り

このお店のドリンクメニューに「タマリンド」ジュースを発見してオーダー。
ある時期に、池澤夏樹さんの小説「タマリンドの木」、坂田靖子さんのマンガ「タマリンド水」を続けざまに読みました。

しばらくして読んだ「大使閣下の料理人」というマンガにもタマリンドにまつわるエピソードが出てきます。

そんなこともあって、タマリンドはぼくのなかでは、日常では出会うことのない物語でしか知らない食べ物。

遠い異国へのあこがれを呼び起こす、そんな食べ物だったのです。

 

タマリンドは東南アジアで取れる果物。タイやインドでよく食べられるらしいです。

ドライフルーツにして食べたり、ジャムやペーストにして調味料代わりに使ったり。

フィリピンではそれほどポピュラーではないみたいなので、偶然とはいえこんなところで出会えてちょっと感激しました。

 

運ばれてきたのは茶色いジュースで、グラスの縁にはカクテルのソルティードッグみたいに塩がついています。

口に含んでみると、甘くて酸っぱくてそして独特の風味が。

グラスの縁の塩がいいアクセントになってます。おいしい。

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坂田靖子さんのマンガ「タマリンド水」はこんな物語です。

 

ひとりの旅行者が旅の途中で追い剥ぎにあい、ある村の人に助けられます。村の人はとても親切ですが言葉が通じず、帰り道もわからない。

それでも彼は村のひとを手伝ったりしながら楽しく暮らします。

食事は村の人が毎日、酸っぱいシチューをもってきてくれます。

 

ある日、言葉の通じるひとが村にやってきて、男は街に帰ることができました。

男は村での暮らしを懐かしみ、もう一度村に行きたいと思うのですが、見つけることができません。

そんなある日、友人と食事に出かけた男は村で食べたのとそっくりなシチューと出会います。

そのシチューは山奥の村で食べられているタマリンド水のシチュー。

けれど、その村には行けないよと友人は言います。

村は国境の紛争地帯で、外国人は立ち入ることができないのだ、と。

男は、いつかまた村に行ける日がくるだろうかと思いにふけるのでした。

 

明るさと悲しさ。そしてその狭間から滲み出す優しさ。

坂田靖子さんのマンガはユーモアとペーソスが混じり合った不思議な魅力を持っていて大好きです。

 

帰ってきて食堂でブログ書いてたら、外で花火が始まったので、同期と見学。

けっこう派手で日本の花火にも引けを取らない感じ。

特等席から眺められてラッキー。

お祭りももう終わりなんだな、きっと。

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515

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二度目の土曜日です。

今日でちょうどフィリピン滞在の折返しになります。

月曜日のクラスの予習もひととおり終わったので、唯一wifiの通じる食堂でまったり過ごしてます。
ずっと時間に追われてる感じだったので、初めてゆっくりと過ごしている気がします。

 

土曜日の午前中は義務自習なのですが、その時間にTOEICの学内模擬試験があったので受けてみました。

TOEICそのものも受けたことがないので、自分のレベルがどのくらいなのかとか全然わからないので、試しに受けてみようと。

結果は515点ちょっと。

(TOEICは受験生の各問の正誤率によって問題ごとの得点が変わるので模擬試験だと結果に幅がでるそうです)

でも515点ってどんなもんなのって感じなので調べてみると、あるサイトにはTOEIC500点代は、

「飛行機やバス、電車の時刻表を見て理解することができます。 
表現力に欠ける点がありますが、「How do you feel?」「Where do you live?」など、短く簡単な文章でのやりとりであれば相手と意思疎通が可能なレベルですが、長く複雑な文章の場合はついていけなくなるでしょう。」

って説明されてました。

まあそんな感じですかね。

リスニングは1/3くらいしかはっきりと意味がとれなかったし、リーディングは意味はかなり取れたものの時間が足りなくなり、100問中75問しか解答できず…。

TOEICのスコアを上げることが目的でもなんでもないんですが、まあひとつの指標にはなるかなと思っています。

あっ、日本はちょうどセンター試験ですか。

がんばってくださいね。

 

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でもって、明日はシヌログのお祭り。

夜になってから買い出しがてら少し街を歩いてみました。

繁華街はけっこう賑やかで、屋台や露天もたくさん出てますが、お祭り期間だからなのか、週末だからなのかはよくわかりません。

明日また同期と来てみます。

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