海と劇場、ときどき本棚

2018年の7月に爆誕した何をするのかを模索しつづける会社「ひとにまかせて」代表のブログです

物語のプレゼント

(この記事は4年前に書いたものを元に書き直したものです) 7年前に「自分の本をつくる」という講座を受けました。 freedom-univ.com 自由大学という社会人向けに少し変わった視点の学びの場を提供している団体の授業のひとつで、本を出したいと思う人たち向…

「なぜ?」という問いかけが意味をなくす人生

たまたまだけどふたりの芸人さんについての記事を続けざまに見た。 共通するのは「なぜ」そういう生き方を選んだのかという問いかけが全く意味をなさない人生を生きていること。 何に対しても「なぜ」に捕らわれてしまうぼくたちとは、まるで違う次元を生き…

海と物語#003  大西洋を渡った夏の話

突然ですがイベント開催します。 ぼくが2000年に参加した大西洋横断航海についてお話するトークイベントです。 ぼくの人生や世界観がある変わった夏ことを話ます。 海と物語#003 大西洋を渡った夏の話 4/26、19時30分から。 参加希望のかたは info@hitomakas…

スペインでは雨は、

先日、舞台の仕事でリハーサルを見に行って、ミュージカル映画「マイフェアレディ」のナンバー「スペインの雨」を久しぶりに聴きました。 1964年のこの映画はまだ階級社会の雰囲気が強い当時のイギリスが舞台にした、言語学者のヒギンズ教授がひょんなことか…

ドラマはどこにあるのか

3月の後半から2週間、帆船みらいへにサポートクルーとして乗船してきました。 「みらいへ」は日本で唯一、一般の人が乗船して帆船での航海を体験できる船です。 www.miraie.org 2週間の間にはいくつかの航海がありました。 3時間だけの短いものから4泊5日の…

ただの硬い石

舞台照明業界って、ぼくが入った頃はとても古い体質のところで、怒られて育つのが当たり前みたいな感じで。 いまはもうそれじゃあやっていけないのでかなりソフトになった。 ぼくくらいの年代を境に男女比が逆転して、いまは圧倒的に女性が多くなったのも雰…

非構成的エンカウンターグループ

二週間ほど帆船で暮らしていたのでブログが書けませんでした。 船で暮らすのはぼくにとっては完全に日常から切り離された時間なので、普段できることができなくなる。 時間がないとか体力的にキツイとかそういうことじゃなくて、日常を持ち込みたくない時間…

帆船で暮らす、劇場で働く

昨日からボランティアクルーという立場で帆船に乗ってます。 船の仕事のお手伝いです。 今回は珍しく常勤クルーと同じ個室を使わせていただいてます。 これから2週間ほどここで暮らします。 昨日のブログでなんもできないって書いたけど、マジでなにもできな…

ぼくはなにもできない

なるべく、自分よりも優れた人の近くにいるようにしている。 ぼく自身はすごく甘い人間なので、目の前に自分よりすごい人がいないと、現状に満足してしまいそうだから。 ただ「優れている」の基準はかなり独特かもしれないけど。 基準はかなり感覚的で、社会…

ロゴをもらった話

探検家の石川仁さんとのミーティング、そして弊社ロゴをご提案いただきました。 ミーティング終わりに、その場で、2,3分でさらさらと… まあ使わんわけにはいかないよなあ… 石川仁さんは水辺に生えている葦で作った船でいろいろな航海の企画をしています。 ぼ…

隠されている川

事務仕事に飽きたので、事務所のある日本橋から日本橋川に沿って隅田川まで歩いてみた。 川に沿って歩くのって面白いかなと思ったら、あんまり面白くなかった。 だって川沿いは立て込んでいて、川面なんてほとんど見えないから。 そして頭の上には首都高。 …

なんでもない夜だけど

三日月、十六夜、スーパームーン ご大層なキャッチコピーなんてない夜も 月は空にいて 薄雲の向こうにぼやけていたり 怪しい赤に染まってみたり ふと夜空を見上げると 今夜はひときわ大きくて明るくて なんでもない夜だけど気づけばただ一会 特別な月と

衣装を汚すな

少し前にネットである動画を見ました。 演劇公演のPR動画で、本番前の出演者たちがみんなでご飯を食べてるもの。 見ていて?ってなったのが、みんなが本番用の衣装とおぼしき着物姿で食事をしていたこと。 それもお弁当とかではなくて、大鍋からよそって(カ…

そんな日もあるよね

なんか、なんにもする気がおきなくて、事務所にもいかなかったし遊びにも出かけられなかった。買い物とかもする気にならなくて、ただ一日ダラダラ過ごす。 ひとり働きなのでサボると自分に跳ね返ってくるだけなんだけどね。 明日は打ち合わせが入ってるから…

カルチャーとデザイン

慶応大学湘南藤沢キャンパス(SFC)が2021年度からAO入試の割合を1.5倍に増やすそうです。ふたつの学部でこれまで 一般:275人 AO:100人 だったのを、 一般:225人 AO:150人 に変更するさのこと。 これまでは4人にひとりだったのが、3人にひとり以上になります…

フリーランスとちゃぶ台返し

フリーランスになって25年近くになりました。 (厳密には今はフリーランスではなく会社経営ですが) どうしてフリーランスという働かきたを選んだかというと、まあぼくはハッキリ言って割と我が強いというか協調性がないというか、自分がイヤなことはできな…

そもそも、

ライブを見に行ったことはないけど、昔見たライブ映像だとあの人ただ踊ってただけで曲作りとか演奏には関わってないみたいだったから、楽曲の販売を中止する必要ないんじゃないかな。

ぶれないスキップ

23歳のときに、大学の先輩たちと舞台照明の会社を立ち上げた。 社長はまだ26歳。最年長も29歳。 事務の女の子も含めて東大と早稲田と慶応の出身者しかいない会社。 無駄に業界一学歴の高い会社とか言われてたっけ。 夢とか理想とか、まあ20代ならば誰でも抱…

どうして葦笛が踊るの?

年に何回かやってくるバレエのお仕事です。 クラシックバレエにそれほど興味はないのですが、なぜかよくお仕事を頼まれてしまいます。 日本だと、クリスマスシーズンになるとチャイコフスキーのくるみ割り人形を上演することが多いのですが、一時期はクリス…

ひと回りして、

先日、演劇関係の初対面の方とお会いしたとき。 ちょっと変わった企画で、普通の演劇関係者は見ないような演目で、なおかつ上演地も都心からかなり遠い場所。 どうしてわざわざ見に来たんですか?と聞かれたわけではないのですが、 「ぼく、仕事は舞台照明家…

根府川の海

中学生のとき、茨木のり子さんの「根府川の海」という詩を読んでから、「根府川」という駅にあこがれていた。 その頃、兵庫県の尼崎市というところに住んでいて、神戸の学校に通っていてた。 海が遠いってことはなかった。 学校は山の上にあったので、教室の…

わかんない

数年前に、女優の広瀬すずさんがバラエティー番組のなかでスタッフをディスるような発言をして話題になりました。 テレビと舞台でかなり仕事の内容は違っているのですが、まあぼくも照明さんの端くれ。質問されている当事者。 オウッ、小娘が何ほざいてんだ…

あなたの生活を豊かにするたったひとつのこと、かどうかはわからない

いわゆる、ライフハックっぽい記事がどうしても書けません。 ぼくの人生を豊かにしたキッカケが他の人の人生を豊かにするかどうかなんてわからないじゃないですか。 ぼくにとっては便利なガジェットやサービスが他の人にも便利かどうかなんてわからないじゃ…

自分の場所

大学を休学して、半年ほどオーストラリアにワーキングホリデーで滞在していた友人が帰国したので食事をしました(20代の男性です) その行動だけを見ていると、勢いとチャレンジ精神にあふれた、破天荒なキャラクターに見えるのですが、実はとても繊細で真っ…

沈んだ船と続く航海

英語の勉強のために週に一度「白い嵐」という映画を英語字幕で見ています。 1960年代に実際にあった出来事を元にした映画で、若者たちが「アルバトロス」という名の帆船で航海する物語です。 ただ航海するだけではなく、プレップスクールという大学進学準備…

自分にとって大切なものを守るためには

日本には船員要請のための2隻の帆船があるのをご存知ですか? 日本丸と海王丸という名前で、商船系の大学、短期大学などの学生は帆船での実習が義務付けられています。 乗船して航海実習を行いながら、各地のイベントなどにも参加してその美しい姿を披露した…

小さな物語しか生きられない

フリーランスの舞台照明ディレクターとしてずっと仕事をしていたのを「合同会社ひとにまかせて」という名前で法人化したのは去年の夏です。 これまで趣味的にやっていた海、帆船関係の活動や以前からやってみたかった企画を仕事としてキチンとやっていこうと…

サハラの朝日、火星の夕焼け

昨日までで、照明デザインをやらせていただいた公演がひとつ終わりました。 デザイナーでもオペレーターでも、そして期間が長くても短くても、立ち上げから本番に関わっていた作品が終わると、魂が抜けたみたいになります。 ここで抜けたままにしておくとリ…

旅公演の楽しさ

今週末は茨城県のひたちなか市でお仕事をしています。 最近では少なくなりましたが、一時期は旅をしながらお仕事をすることがよくありました。 東京の劇団の地方公演について回るお仕事。 長いと三ヶ月くらいの旅暮らしになります。 いちばん多い時期だと、…

ぼくの好きな Empty Ship

英語のリスニング向上を目指して「白い嵐」という映画を英語字幕で見てみようと思い立ちました。 といってもまだそんなに回数見てないのですが。 ちなみに「白い嵐」はこんな内容です。 blog.hitomakase.com これまでも何度か見返してきた作品ですが、改めて…